会長のご挨拶
相馬郡は新地町、相馬市、飯舘村、南相馬市の4市町村で構成され、約10万人の人々が生活しています。相馬郡医師会には133人の医師会員が所属し、57診療所、8病院で同地域の医療を担っております。その通常業務は日常診療に加え、休日・夜間診療、救急医療、健診事業、予防接種、学校保健、産業医活動、介護保険事業への医師派遣など、幅広く多岐にわたっています。
この3年以上ものあいだ新型コロナウィルス感染症が蔓延し、その対策に奮闘しております。令和5年5月より新型コロナウィルス感染症は5類相当に変更となり、管理は変わりましたが、その感染症は変わりなく遷延しております。私たち医師会はこれまでと同様に感染対策を万全に努め日々の診療にあたってまいります。
また日本社会は超高齢化社会に突入しているといわれております。私たち相馬郡は東日本大震災以来さらに深刻な人口構造変化により、高齢者の割合が大きくなっております。その結果、医療・介護関連の専門職の人材不足により、それらサービスに深刻な影響をきたしております。相馬郡医師会では、いま在宅における医療・介護の問題点を少しずつ解決してゆくためその組織作りに取り組んでおります。
地域社会の状況変化に合わせ、地域住民のよりよい生活のため、多職種にわたる多くの人々とともに、私たち医師会員も在宅における医療・介護の連携に日々努めて参りたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和5年9月